日本だけではなく世界中で流行っている「謎解きゲーム」。
一度はどこかで耳にしたり、もしくは街中で謎解きをしている人を目にしたことがあるかもしれません。本記事では謎解きゲームの基本的なルールや、実際に謎解きゲームがプレイできるスポットについてご紹介いたします。
謎解きゲームとは
謎解きゲームは、ビルの一室、テーマパーク、時には街全体など、あらゆる会場を舞台に、出題された謎を解きながら物語を進めていくゲームです。ゲームの物語の世界に入り込み、隠されたパズルや暗号を探し出し、制限時間内に仲間と協力して謎を解き明かすことによってクリアを目指すことが謎解きゲームの醍醐味です。
参加者自身が主人公として行動を起こすことで物語が進行するので、まるで映画や小説、テレビの中に入り込んだような非日常体験をすることができます。
謎解きゲームには次のように大きく2種類に分類することができます。
収容型
収容型の謎解きゲームは参加者が実際に部屋に閉じ込められる設定となっています。
限られた空間の中で様々なヒントやアイテムを駆使しながら部屋からの脱出を目指します。多くの場合、制限時間や行動回数など何かしらの制限が存在するため、迫り来るタイムリミットに向けて仲間と協力をしながら脱出を試みる没入感が魅力であるといえるでしょう。
周遊型
参加者が街や会場を探索しながら謎解きをするパターンが周遊型の謎解きゲームです。
収容型より会場のスケールが大きく探索範囲が広いため、一度にたくさんのチームが参加できます。たいていの場合、制限時間にゆとりがあるので、物語の進行スピードや分岐先を自由に選択でき、じっくり物語を味わうことができます。
謎解きゲームの魅力
次に、様々ある謎解きゲームの魅力についてご紹介していきます。
非日常体験ができる
まずはじめに挙げられる魅力は謎解きゲームによって非日常体験を味わえることです。
例えば、あなたが普段生活をしてる中で、美術館に潜入して高価な宝石を盗み出す必要に迫られることはあるでしょうか?列車の中で爆弾を解除しなければならないことや、囚われたある国の王女を救い出さなければならないこと、孤島の刑務所に収容され看守の目を盗んで脱獄しなければならないことがあるでしょうか?
謎解きゲームを通して、これらの物語を実際に体験をすることができます。
仲間との距離が縮まる
謎解きゲームは基本的に自分以外の参加者がいます。チーム一丸となってミッションクリアを目指すことが謎解きゲームの醍醐味の1つであるといえるでしょう。チームで役割分担をして密に情報共有するなど、全員で協力しないとクリアできません。大人が一生懸命考えてギリギリ解けるか解けないかレベルの高い難易度で設定されているので、達成した時の感動もひとしおです。普段はなかなか見れない友達の意外な一面が見れるかもしれませんし、非日常体験を通じて普段よりも距離が縮まること間違いなしです。
小さな達成感を感じることができる
謎解きゲームは、時間などに制限がある一方で、一つひとつの謎を解いていく過程で多くの気づきや達成感を体験できることができます。
例えば、謎解きを進める中でまさかと思う仕掛けに驚いたり、関連性のないと思われていた謎と謎が繋がっていることがわかったり、物語に隠された緻密な計算に感心したり、複雑に絡み合っている糸が一瞬でほどけるたような爽快感を感じる場面が随所に用意されていることも魅力として挙げることができるでしょう。
謎解きゲームの主な流れ
謎解きゲームの魅力は何となくわかったものの、実際にはどのように進行されていくのかイメージがつかない方も多いかもしれません。
ここからは一般的な謎解きゲームの流れを簡単にご説明します。
1.予約
一般的に謎解きゲームは予約が必要になります。現地で当日チケットを発売するケースもありますのでチケットの入手方法は事前にWEBサイトでご確認いただくことをオススメします。人気ゲームだと1ヶ月先まで予約で埋まっている、なんてこともあるので、気になるゲームがあったらすぐに予約することをオススメします。
2.現地集合
チケットに示されている時間と場所に集合をします。全員集合したら受付を済ませ、ゲームに参加する準備をします。靴を履き替えたり、荷物を預けたり、少し場所を移動したり、ストーリーや情報をインプットしたり、お手洗いに行ったり、その時その時によって色々な事前準備がありますので、時間に余裕をもって集合することがオススメです。
3.いざスタート
スタッフからのオリエンテーションが終わると、実際にゲーム体験に移ります。参加人数によっては知らない人と同じチームになることもありますが、それも醍醐味の1つであるといえるでしょう。チーム全員で協力してクリアを目指しましょう。
4.ゲーム終了
謎解きゲームの終了はゲームの内容によって異なりますが、多くの場合は制限時間が終了した時、あるいは最終ミッションをクリアした時に終了となります。ゲーム終了後に出題された謎の解説をしてくれるところもあれば、他のゲームの告知をしてくれるところもあります。参加者で記念撮影ができるフォトスポットがある会場もあります。
代表的な謎解きゲーム
謎解きゲームは様々な場所で体験をすることができます。次に全国の主要エリアにおける代表的な謎解きゲームをご紹介します。
東京都・新宿エリア
超密室 新宿脱出ゲーム
アクセス:東京都新宿区歌舞伎町2-14-12 光凛ビルB2F
全日:10:00~0:00(最終受付は22:30) ※休日不定休
前売券:2,500円
当日券:2,800円
東京ミステリーサーカス
アクセス:東京都新宿区歌舞伎町1-27-5 APMビル
平日:11:30〜22:00、土日祝:9:30〜22:00
前売券:1,000円~(公演によって異なります)
当日券:1,000円~
よだかのドラマチックルーム
アクセス:東京都新宿区北新宿2-2-26 K2 1F
平日:20:00~22:30、土日祝:11:30~20:30
前売券:3,000円~
当日券:3,500円~(公演によって異なります)
東京都・渋谷エリア
なぞともカフェ 渋谷店
アクセス:東京都渋谷区道玄坂2丁目29-5 渋谷プライム4階HOOTERS SHIBUYA内
平日:11:30〜23:00、土日祝:10:00-23:00 ※年中無休(1/1のみ休業)
チケット:1,000円~(公演によって異なります)
東京都・池袋エリア
No Escape
アクセス:東京都豊島区上池袋2丁目8-6 NoEscapeビル
全日:11:30~21:00(水・祝を除く)
前売・当日券:2,500円
当日リベンジ券:300円(10分毎)
絶対空間
アクセス:東京都豊島区南池袋3-18-30 ファースト日野ビル4F(本館)
東京都豊島区南池袋3-18-30 ファースト日野ビル5F(4号館)
東京都豊島区南池袋2-33-6 大同ビル5F(2号館)
東京都豊島区南池袋2-33-6 大同ビル4F(3号館)
全日:10:00~22:00
前売・当日券:2,000円~
当日リベンジ券:400円(10分~)
東京都・杉並エリア
畏怖 咽び家(いふ むせびや)
アクセス:方南町のとある民家(駅でスタッフと集合をします)
平日:14:00~21:00、土日祝:11:00~21:00
前売券:2,600円
当日リベンジ(同じ章)券:1500円
当日リベンジ(章変更)券:2000円
当日券:3,000円(現地でのお支払いとなります)
関西・京都エリア
アジトオブスクラップ 京都
アクセス:京都府京都市中京区山中町540番地ワキサカビル3F
平日:13:00~20:00、土日祝:10:30~19:30
前売券:3,100円~
当日券:3,600円~(公演によって異なります)
なぞともカフェ 京都新京極店
アクセス:京都府京都市中京区新京極蛸薬師下る東側町525-1 京都吉本ビルパッサージオ3F
全日:11:00〜23:00 ※年中無休
チケット:1,000円~(公演によって異なります)
関西・大阪エリア
時解 TokiToki
アクセス:大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-24 地下1階
平日:12:30~21:00、土日祝 10:50~21:00 ※月・火休み(祝日の場合は営業 )
前日券:1,700円~
当日券:1,100円~(公演によって異なります)
九州・福岡エリア
アジトオブスクラップ 福岡・天神
アクセス:福岡県福岡市中央区今泉1-13-30 JOJIビル4F
平日:18:00~23:00、土日祝:10:00~22:00 ※火・水・木定休
前日券:3,000円~
当日券:3,500円~(公演によって異なります)
ARを使った謎解きゲーム
最近ではAR技術を掛け合わせた謎解きゲームの人気が上がってきています。
自分のスマホを駆使しながら謎を解いていくという、今までの謎解きゲームでは体験できなかった新しい体験をすることができます。
サラと謎のハッカークラブ
代表的なAR謎解きゲームが「サラと謎のハッカークラブ(通称:サラ謎)」です。
ARって何?VRとどう違うの?という方は、こちらの記事をご参照ください。
サラ謎は渋谷の街を実際に歩き回って謎に挑む、いわゆる「周遊系」の謎解きゲームです。今までなかった「紙アイテムなし」「ARあり」という新しいスタイルでクリアを目指していきます。自分のスマホ越しに見る渋谷の街が謎解きのフィールドになり、物語の登場人物たちがスマホを通して語りかけてくる体験はなかなか味わえないでしょう。
アクセス:東京都渋谷区渋谷2丁目14番13号 岡崎ビル3F
平日:11:45~19:00、土日祝:9:30~19:00
前売券:1,790円
当日券:1,990円
本記事では謎解きゲームについてご紹介しました。謎解きゲームにも様々な種類があること、そしてそれぞれ違った魅力があることがお分かりいただけたでしょうか。あなたも今度、友人や恋人、家族や職場の仲間などを誘ってぜひ参加してみてください。