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3Dアバター遠隔接客システム「バタラク」とは
3Dアバター遠隔接客システム「バタラク」とは

3Dアバター遠隔接客システム「バタラク」とは

AR / VRデバイス

2020年3月2日にリリースされた「バタラク」は、3Dアバターの表示されるサイネージを通じて遠隔地から接客ができるシステムパックです。“Vtuber接客”とも呼ばれる「バタラク」に関して簡単にご紹介をします。

テレワーク接客を可能にする3Dアバター遠隔接客システム

2020年3月、アドパックよりリリースされた3Dアバター遠隔接客システム「バタラク」は、3Dアバターを通じて遠隔操作接客を可能にします。「バタラク」のメリットは以下です。

店舗に人が少ないときの自動対応

従来、店舗の人員は時間拘束であるため、接客の必要がない間も店舗で人的リソースがかかってしまうという課題がありました。「バタラク」を利用すれば、特に個別対応が必要ない状況では人工知能による自動対応を任せたり、必要なインフォメーションを流しておいたりすることができます。顧客からの呼び出しに応じてテレワークで接客対応に切り替えられるため、よりフレキシブルな人員配置が可能になります。

介護施設等での対話

顧客側が店舗に出向くことが難しい、限られた環境でしか生活できない場合に、「バタラク」を通じてサービスを提供することも可能です。ケーススタディのひとつとして挙げられているのが介護施設での対話です。たとえば寝たきりの高齢者に対しても、「バタラク」を通じ、遠隔でコミュニケーションの機会を創出することができます。

③新型コロナウイルスなどの非常事態への対応

昨今、新型コロナウイルスの拡大によって、リモートワーク推進が強化され、人の集まる場所でのサービス提供が困難な状況が続いています。こうした状況下で、接客業のスタッフ業務を遠隔対応できる「バタラク」は、多くの業界で求められるサービスになる可能性があります。

遠隔接客システムで新しい働き方の選択肢が増える

「バタラク」のような遠隔接客システム普及すれば、場所や時間に拘束されることなく、さまざまな人々が接客業に携わることができます。たとえば、直接オフィスから拠点のユーザーに対して対応することができたり、在宅業務のひとつとして接客業を選べる人が増えるかもしれません。例えば、介護や子育てなどの事情で仕事を確保しづらかった方々が、フレキシブルな働き方を選ぶ機会にもつながるかもしれません。

「バタラク」のシステムと導入価格

「バタラク」は、受信機材と配信機材の2セットで利用できます。受信機材は従来のデジタルサイネージや、タッチパネルタブレットなどを選択することができ、専用端末と設定することで利用可能です。配信機材側はウェブカメラとマイクを接続したPCとシンプルなもので、まさにVtuberのような感覚で、自宅やオフィスなど環境を問わずアバターを操作することができます。また、アバターは市販ソフトでデザインすることが可能で、顧客ニーズに応じた見た目にカスタマイズできます。「バタラク」を利用するためには、初期費用として専用端末台(1台につき4万9800円)と設定料(9800円)がかかります。また、配信先のPC登録料は、1台につき4980円です。その後の利用料金は月額制となっており、拠点につき9800円の利用料と、配信先PC1台につき19万8000円がかかります。

大型店舗などから導入が進むことを期待

「バタラク」の提供するサービスは、人手不足問題や雇用創出など複数の問題に解決策を示すソリューションです。今後、導入事例が増えることで、アバターによる接客コミュニケーションがより一般的になるきっかけとなるかもしれません。

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