美しい光と空間の演出で国内外から高く評価されるチームラボ。別世界に迷い込んだような体験ができる展示は、AR・VRに興味のある方の心にも響くものがあるでしょう。今回はそんなチームラボの作品を体験できるスポットをご紹介します。
チームラボとは
チームラボとは、さまざまなテクノロジーと芸術的な表現を組み合わせ、独自のクリエイティブを発信し続ける会社です。大規模な空間を生かした独創的な展示は多くの人々の心をつかみ、体験型のアート&テクノロジーを提供する国内有数のチームとして知名度を高めています。その活躍はシンガポール、上海など海外にも広がっており、チームラボの作品に触れられるスポットは徐々に増えつつあります。
チームラボの世界観が体験できる国内のスポットを紹介
チームラボの作品展示には、常設展示と期間限定の展示があります。今回はそのなかでも特徴的な国内の展示を3つご紹介します。
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス
(Image:チームラボ)
お台場パレットタウン内の森ビル デジタルアート ミュージアムは、広大な敷地を生かしたチームラボの作品の魅力を満喫できるスポットです。「地図のないミュージアム」をコンセプトにした本展示では、境界線のない空間に作られた光の芸術を楽しむことができます。従来の展示と違い、壁に触れたり、作品の一部となる空間に座ったりと、作品に溶け込んでいくような観覧ができる点も本展示の特徴です。AR・VRの技術を用いずに現実を拡張し、なおかつ仮想空間に没入するような感覚を引き起こす空間芸術は、未知の感動をもたらすでしょう。
施設名 | 森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス |
住所 | 東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン) |
最寄駅 | 東京テレポート駅 |
営業時間 | 10:00-19:00(土日祝:10:00-21:00) |
公式サイト | https://borderless.teamlab.art/jp/ |
チームラボ プラネッツ TOKYO(東京都江東区)
(Image:チームラボ)
チームラボプラネッツTOKYOは、展示のなかに水が用いられており、「水のなかに入るミュージアム」という他にはないコンセプトを掲げています。光と鏡を組み合わせた幻想的な空間はそれぞれ「花」や「宇宙」などのテーマを持ち、見る者の想像力をふくらませるでしょう。計7つの作品が展示されており、没入感の高い大規模な作品を楽しむことができるスポットです。
施設名 | チームラボ プラネッツ TOKYO |
住所 | 東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO |
最寄駅 | 新豊洲駅 |
営業時間 | 10:00-19:00(金、土日祝は前後1時間の延長有) |
公式サイト | https://planets.teamlab.art/tokyo/jp/ |
チームラボ かみさまがすまう森(佐賀県武雄市)
チームラボ かみさまがすまう森は、2019年11月まで開催されていた展示です。木々や岩肌への光の投影などを取り入れた本展示は、自然の持つ力と最先端のテクノロジーを組み合わせた芸術作品となりました。本展示の説明には「連続する命」や「自然が自然のままアートになる」といったメッセージが添えられており、アート&テクノロジーが伝えられる領域の広さを改めて感じさせます。
施設名 | チームラボ かみさまがすまう森(展示終了) |
住所 | ― |
最寄駅 | ― |
営業時間 | ― |
公式サイト | https://www.teamlab.art/jp/e/mifuneyamarakuen/ |
チームラボ×AR技術の可能性に期待
チームラボの作品にはARの技術を使ったものは2019年現在ありませんが、作品の特性上、AR機能を用いた作品が登場する日はそう遠くないかもしれません。空間芸術に長けたチームラボがARを使うとすれば、従来のARとはまったく違った魅力を持つコンテンツが生まれるでしょう。