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AR(拡張現実)を活用した美容系サービスの事例まとめ

コラム

ファッションや美容のサービスとARは相性が良く、次々と新しい事例が登場しています。特に服やコスメを購入するときの困りごとを解決し、ユーザーに新しい購入体験を与えるサービスが多くみられます。本記事では、ARを活用したファッション・美容系サービスの事例を紹介します。

GAP「GAP DressingRoom」

あらゆるものをインターネット通販で買える時代の到来により、服も実店舗ではなくECサイト等から購入する機会が増えました。しかし、店舗で試着をせず服を購入すると、想像と違って自分に合わないという失敗が起こることがあります。そこで、アメリカ最大の衣料品小売店のひとつであるGAPは、ARを活用した試着アプリをリリースしました。それが、「GAP DressingRoom」です。好みの服とサイズを選ぶと、バーチャルのマネキンがその服を着て登場します。自分のボディサイズを入力すれば、マネキンの体型も変化するため、モデルの着用写真だけではわからない、自分の体型にフィットした服の状態を見ることが可能になります。また、マネキンは360°回転できるため、服の背面や側面のディティールも確認可能です。また、気に入った商品があれば本アプリから直接購入ページへ進めます。GAP DressingRoomは、インターネットでの服選びをさらに快適なものにしてくれます。

JOSEPH「PORTAL BY JOSEPH」

(画像引用元:PORTAL BY JOSEPH: Augmented Fashion Runway)

モデルが新作アイテムを着こなし、颯爽とランウェイを歩くファッションショーは、ブランド服のラインナップや着こなし方を知れる貴重な機会です。ファッションブランドJOSEPHは、2019年8月から約1カ月間限定で、店舗でARファッションショー「PORTAL BY JOSEPH」を実施しました。ARマーカーにiPadをかざすと、画面上にランウェイが出現。153台のカメラを用いて撮影された、15のコーディネートを鑑賞できます。ただ見るだけでなく、コーディネートの詳細確認やお気に入りアイテムの保存、さらにはその場で商品の購入も可能でした。PORTAL BY JOSEPHは、インターネット通販で服を買う機会が増えた世の中で、実店舗だからこそ提供できるリッチな体験を目指したサービスです。今回はGINZA SIXと東京ミッドタウンの2店舗で提供されましたが、ARを活用したファッションショーは店舗を選ばず取り入れることができ、シーズンごとのコーディネートを紹介できるため、今後の展開が期待されています。

WANNABY「Wanna Kicks」

(画像引用元:GooglePlay

服だけでなく、靴の試着ができるARアプリも登場しています。WANNABYが提供している「Wanna Kicks」は、AR技術を活用してスニーカーの試着を可能にするアプリです。試着したいスニーカーを選び、アプリがインストールされたスマートフォンを足にかざすと、スニーカーの3Dデータが足にフィット。本当に試着しているように見えるため、コーディネートに合わせた靴の購入が可能です。WANNABYはWanna Kicksと同様の試着アプリとして、ネイルを試せる「Wanna Nails」やアクセサリーを試せる「Wanna Jewelry」も提供しています。どんな靴やネイル、アクセサリーが自分に似合うのかを自宅で確認できるサービスとして、人気を集めています。

Amazon「バーチャルメイク」

(画像引用元:Amazon)

ARによって仮想メイクを体験できれば、出かけた先でメイクを落としてコスメを試さなくても、自宅で次々と別のメイクを試すことが可能です。そのため、ARを活用したコスメの試着サービスは、ユーザーから高い支持を得ています。Amazonは、コスメをバーチャルで試せる機能「バーチャルメイク」を導入しました。ライブモードを利用して自分の顔をカメラに映すと、対象コスメを自分の顔で試すことができます。カラーの変更や濃さの調節も自由にできるため、メイクを落とさずに何度でもメイクアップを楽しめます。2019年6月時点では、資生堂やカネボウ、コーセーをはじめとする化粧品会社の計18ブランド、890点以上のリップアイテムを試すことが可能です。さらに、気に入ったアイテムはそのままAmazonで購入でき、利便性の高さにも定評があります。

YouTube「AR Beauty Try-On」

(画像引用元:YouTube)

YouTubeも、AR技術によってコスメを試着できる機能を提供しています。それが、「AR Beauty Try-On」です。本機能を試すためには、YouTubeモバイルアプリで動画を再生する必要があります。YouTuberが動画にAR Beauty Try-Onを追加していれば、視聴者は動画下部にインカメラで撮影した自分の顔を映し出せます。そして、動画内で紹介されているコスメを自分の顔に重ねることができるのです。光の当たり具合で色が変化したり、マットやウエットといった質感の違いが反映されたりと、本当にメイクアップをしているような感覚を得られます。M.A.Cと海外のYouTuberがコラボが実現し、他ブランドの参入も今後期待されています。メイクのチュートリアル動画は人気があり、YouTuberが紹介しているコスメを使ってみたくなる視聴者もたくさんいます。ユーザーのニーズに応じたARサービスは、動画プラットフォームを通じてスタンダードなものになっていくかもしれません。

ModiFace「Hair Color」

(画像引用元:ModiFace)

髪を染めることで大きく印象を変えることができるため、ときにはこれまでと異なる髪色に挑戦してみたいと思うこともあるでしょう。ただ、美容院で似合うか分からない髪色に挑戦することは勇気がいるものです。ModiFaceが提供しているアプリ「Hair Color」を使えば、AR技術によってあらゆる髪色を試すことができます。ユーザーの髪だけを認識し、はみ出さずに髪色を変えてくれるのが特徴です。さらに注目すべきは、機械学習手法のひとつであるディープラーニングを活用していること。22万枚もの髪の写真を記憶させているので、頭頂部と毛先の微妙な髪色の違いまでも忠実に再現し、自然な仕上がりに見せてくれます。どんな髪色が似合うか本アプリで試してから美容院でオーダーすることで、大きな失敗を防ぎながらカラーリングを楽しめます。

ARでファッション・美容を自由に楽しもう

ARを活用したファッション・美容のサービスは、服やコスメを購入前に試せるものが続々登場しています。ARで試着をすることで自分に合った商品を購入しやすく、おしゃれをより一層楽しむきっかけとなり得ます。ファッション・美容系のサービスにARを取り入れることで、今後さらにおしゃれの自由度を高めることができるでしょう。

ARを活用した商品やサービスは次々と登場し、ユーザーにも受け入れられています。自社でもARを活用したいと考えている方は、豊富な専門知識を持って開発・提案を行なえる会社へご連絡ください。

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