日本経済新聞が制作したARアプリ「日経AR」。日経ARにより、紙面に収まらない情報を映像や音楽で体験することができます。
今回はそんな日経ARについて、使い方から見られるコンテンツ、そして他の紙面×ARの事例まで解説します!
日経ARとは?
「日経AR」は、日本経済新聞の紙面からARコンテンツを見られるようになるスマートフォンアプリです。
紙面上の写真などの「マーカー」と呼ばれる記号にスマートフォンをかざすと記事や広告に関連した映像や音楽などの豊富なARコンテンツを楽しむことができます。
日経ARの使い方
では、日経ARの使い方について説明します。
日経ARは
- アプリをアプリストアからダウンロードする
- アプリを起動し、紙面上等のの日経ARに対応したマーカーをスキャンする
- 映像や音楽を表示する。ARモデルの場合は、適した場所に表示する
の3ステップで手軽に利用することができます。
(iPhoneの方向け)日経ARのダウンロードはこちらから
(Androidの方向け)日経ARのダウンロードはこちらから
日経ARの過去コンテンツ5選
日経ARの使い方を見たところで、次に日経ARで見ることができた過去のコンテンツを紹介します。
YOSHIKI「Stay United.」
5/16 朝刊のYOSHIKIさんのサインに #日経AR アプリをかざすとメッセージ動画が流れます。
今の状況の中で心に想うことをLAの自宅で語っています。
日経ARアプリはこちらhttps://t.co/GtROpATTnA pic.twitter.com/KvsjeS8TiP
— NIKKEI BRAND VOICE (@nikkei_ad_flash) May 15, 2020
X JAPANのYOSHIKIが、2020年5月16日(土)の日本経済新聞朝刊でメッセージを発信し、その紙面上でYOSHIKIの直筆サインを日経ARで読み取るとYOSHIKIがロサンゼルスの自宅で撮影した動画を見ることができた企画です。
コロナ禍を通して寄付や感染拡大防止の呼びかけの活動をしてきたYOSHIKIは、紙面で「STAY HOME」に続いて「Stay United.」と人々に団結を訴えました。
自宅でお花見
日経ARを通して、自宅に桜の木が出現します。コロナ禍でも外に出ずにお花見を楽しむことができます。
畑岡奈紗 スーパースイング
女子プロゴルファーの畑岡選手のスイングをARで立体的に見ることができます。まるですぐそこでプレーしているかのようで圧巻のスイングです。
仁徳天皇陵古墳
仁徳天皇陵古墳がリアルな模型のように現れます。実際に見たことがない人でも、拡大して見たりすることで構造などを把握し、ニュースをより理解することができます。
バードウォッチング
野鳥のジョウビタキが机の上に現れ、自室でバードウォッチングというリッチな体験をすることができます。
その他の紙面×AR事例
バーガーキング「Burn That Ad」
バーガーキングが2019年に行ったプロモーションが注目を集めました。
バーガーキングが行った「Burn That Ad」という企画では、アプリを競合他社の広告に向けてARで燃やすことで自社のハンバーガーのクーポンを与えるという驚きのプロモーションを行いました。バーガーキングはこれにより、競合他社から顧客を自社に向け、さらに「燃える」様子を通して火で焼く自社のハンバーガーの良さもアピールしました。
このプロモーションは看板の他、チラシも対象となっていたため、紙面×ARの事例のひとつであるということができるでしょう。
実験 ARおうち花火大会
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により国内最大級の花火大会「諏訪湖祭湖上花火大会」をはじめとする長野県内の多くの花火大会が中止となったことを受け、「諏訪湖祭湖上花火大会」の開催日に合わせて信濃毎日新聞社が「実験 ARおうち花火大会」を同日の朝刊の紙面に掲載しました。
スマートフォンのカメラで紙面のQRコードを読み込み、新聞に画面を向けると紙面の諏訪湖の写真の上に花火が打ち上がります。
こうした取り組みはNew Normal時代において様々なイベントが中止になるなか、新聞広告のAR利用の新しい活用方法として目が離せません。
COCOAR
COCOARは動画や3Dの素材とARマーカーを用意しチラシやポスターなど紙面に貼り付け、それをスマートフォンで読み取ることで手軽にARコンテンツを作成することができるサービスです。
雑誌や新聞などの紙面に活用することで、動画や3Dコンテンツにより、紙面の文字と写真だけでは伝えきれない情報を読者に届けることができます。
このようなサービスの登場により、ARはますます紙面に導入されていっています。